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特に国内・海外のリーズナブルな鉄道旅行が多め? 有馬温泉の宿
有馬温泉の温泉街は、狭い坂道が入り組み風情たっぷりです。
かつての旅行バブルの頃の大規模ホテル中心の団体観光から
個人旅行ベースの、湯治やゆったりとした観光に、旅行の主流が移った事で
昔ながらの温泉地であった面影を残した小さな宿や町並みが
今、再び脚光を浴びるようになりました。
バスターミナルを左手に曲り、細い坂、湯本坂を上がって行くと
有馬の中心、元湯の立ち寄り湯、金の湯があります。
そこから右手に行くとかわいいお店が立ち並ぶ一角があり、
また、まっすぐ湯本坂を進むとレトロな格子窓が並ぶ古い家並になります。
有馬の温泉情緒を楽しみたいならば、この周辺に宿を取るのがお勧めです。
ちなみに写真は私がリピートし続けている、とある宿の金泉と銀泉です。
この写真では色合いが赤っぽくなってしまっているので
今一つわかりにくいのですが、温泉のお湯を循環ろ過させる事なんてできない
どろりとしたこの赤茶色のにごり湯・金泉が有馬温泉の強力な武器です。
昔から温泉番付では常に上位に輝いていた有馬は、旅館の実力も侮れません。
そんな有馬温泉の歴史ある温泉宿を5件、紹介します。
1)陶源 御所坊
兵庫県神戸市北区有馬町858。
鎌倉時代、僧・仁西によって洪水で壊滅状態になっていた有馬温泉は
再び温泉地として復活を遂げますが、その際に12の坊(僧侶の宿泊施設)も作られました。
これが今も有馬に多く見られる「坊」と名がつく宿の始まりです。
ここ御所坊も創業は鎌倉時代、1192年にさかのぼります。
今は有馬を代表する高級名旅館の一つとなっています。
明石の鯛や神戸牛等をはじめとする、こだわり抜いて選ばれた食材を使った食事もですが
何より漫画にも描かれた、半露天風呂になった大浴場の
元湯以上に濃い、混じりっ気のない豊富な金泉に驚かされます。
2)銀水荘別館
兵庫県神戸市北区有馬町1654-1。
「銀水荘別館」では2種類の金泉とラドンたっぷりの銀泉が、
館内大浴場と露天風呂で楽しむことができます。
テーマは「二泉十二浴」です。
露天風呂に行く途中で、森林浴や温泉の中の歩行浴など、
十二浴を楽しむことができます。
夕食は旬の食材を盛り込んだ会席料理、
朝食は干物を目の前で焼いてくれるサービスもあります。
3)元湯龍泉閣
兵庫県神戸市北区有馬町ウツギ谷1663。
「元湯龍泉閣」は有馬の高台にある一軒宿で、貸切露天家族風呂が人気です。
お湯に浸かりながら、春には桜、秋は紅葉、夜は星空を満喫できます。
「元湯龍泉閣」 はそのホスピタリティと有馬の旅館の中ではお手ごろな料金で
大家族や、複数家族での宿泊におすすめです。
特に小さな子様連れの家族に喜ばれる設備やサービスが数々あり、
キッズコーナーやベビールーム、無料貸出しベビーカー、室内温水プールもあります。
食事なしの「素泊まり」プランや、料理コースで宿泊プランを選ぶことができます。
また、お子様ご膳や乳児食もあり、子様連れの家族旅行に優しい宿です。
4)欽山
兵庫県神戸市北区有馬町1302-4
静かさと共に高級さ故に「関西の奥座敷」と言われた有馬の
現代の旅館を代表する欽山は全国のセレブからも愛されています。
閑静な高台に佇むこの宿は、京風懐石が味わえる料亭旅館なだけでなく
カリタの化粧品を使うエステサロンも併設しています。
ゆっくりと滞在を楽しむ、まさしく大人の隠れ家の風情です。
5)橋乃家別館 嵐翠(らんすい)
神戸市北区有馬町1684。
「橋乃家別館 嵐翠」は、庭園のなかに独立した建物で、
歴史がかもし出す懐かしさと純和風木造りの料亭旅館です。
季節の折々に新緑や紅葉、河鹿の鳴き声に心癒されるひと時を過ごすことができます。
檜のぬくもりただよう金泉露天風呂からは滝川が望め、
予約を取れば、家族風呂、貸切風呂として使用できます。
この中には私が一度泊まってみたいと憧れる宿も入っています(笑)。
何度も利用はしているんですよ。姉妹旅館にも何度か泊まっているんです。
でもこちらに泊まった事はないんです。なぜか。
実はこの他にも基本的に素泊まりの宿や大勢で泊まるのに適した
コンドミニアムタイプの宿等、ニーズに合わせた宿泊施設が揃っているのも
隠れた有馬温泉の魅力かもしれません。
こんな洋室の旅館もあります。
(荷物が見苦しくてスミマセン!)
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