旅行情報、旅日記 − 旅ネタ ブログ

さて、イタリア海外旅行の見所と楽しみについてご紹介致しましょう。
何と言っても南欧の青い海、リヴィエラ海岸線の新観光スポット、
世界遺産にもなっているチンクエテッレは、ぜひ足を運びたい見所の一つです。

集落それぞれが違った美しい姿を持つチンクエテッレは、
リヴィエラ海岸の切り立った断崖の入り江や
丘の上に広がる段々畑の美しい牧歌的な姿をした、
しかしその立地ゆえに足の不便な隠れ里でした。
一躍スポットを浴びるようになった今では道路が整備され、
ポルト・ヴェーネレの港から船も運航される、人気の観光スポットになりました。


もう一つ、新しく世界遺産に加わった北部のトリノもぜひ見て頂きたい町です。
冬期オリンピックで記憶にも新しいかと思います。
統一イタリアの足掛かりとなったピエモンテ王家の首都であり、
美しい町並みや王家ゆかりの建造物等が残る、珠玉の街です。
この街のもう一つの顔は、あのイタリアを代表する自動車メーカーの一つ
フィアット社の本拠地でもあります。
この美しい街が、実は工業都市でもあるというギャップに驚いて下さい。
また、このあたりは鉄道から見える景色もヨーロッパ随一です。
フランスのリヨンに向かう路線、今はTGVになってしまいましたが
かつてのモダーヌを通る路線の美しさは忘れられません。


もちろん定番のローマ、フィレンツェ、ベニスも外せません。

古代ローマの円形闘技場跡、コロッセオもイタリア旅行の見所の一つです。
かつては５万人を収容したといわれ、中では人や猛獣が死闘を繰り返し、
古代ローマの人々を熱狂させていました。

多くの文化遺産に囲まれたイタリアですが、
ローマの北西僅か40kmの場所には、紀元前の文明の地、エトルリアがあります。
エトルリアは、ローマ帝国以前に１２の都市国家を創った、未だ謎の多い民族です。
エトルリアは紀元前６世紀頃から、生者の町と死者の町に分けられていました。

映画の舞台として、またヴェネチアンガラスでも有名なベニスの見所は
聖マルコを祭ったサンマルコ寺院、サンマルコ広場、ドゥカーレ宮殿などです。
ゴンドラに揺られ、ゴンドリエ（漕ぎ手）のカンツォーネを聞きながら、
古きよき時代の街並みをゆったりと観光しましょう。

沿岸部や南イタリアでは特に、食事は魚介類が豊富です。
値段はちょっと張りますが、スカンピ（手長えび）は絶品です。
トリノのあるピエモンテや北部のアルプスの地方では肉や乳製品が中心となります。
また、生産量トップクラスのワインの国でもあるイタリアでは、
どこに行っても、試飲のできるワイナリーが見つかります。
ワイン・テイスティングでワイン三昧の１日もイタリア海外旅行の楽しみの一つです。


※トップの写真はヴェネツィア。サンタ・マリア駅近くの運河と広場。