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18きっぱー山口の旅・その1

今年の春の青春18きっぷは普段に増してお得です。
JR発足20周年を記念して5回使えて8,000円、一日あたり1,600円で乗り放題です。
さて、これでどこに行こうか、信州か四国か…といろいろ考えてはいたのですが
2月最終日にふと駅で見上げた先にあった旅行会社のパンフ、
「やまぐち」と書かれたそれを見て突如気持ちが大きく傾きました。
「うん、山口もいいかも。暖かそうだし、ふぐ(山口では"ふく"ですね)唐揚げもあるし」
と、突発で山口に行って参りました!

正直、自分がここまでの長旅を耐えられるとは思っていませんでした(笑)。
これで18きっぱーの端にでも入れてもらえますかね?
片道9時間〜10時間の旅です。はい。
で、当初の予定を変更して1泊でとんぼ返りだったので、ゆっくりできず残念でした。

今回の旅は暖かそうという事に尽きたのですが(実際は寒かった! …雪降ってるし)
初日に下関観光をするハズが突発で小月で下車してしまった事で
テーマは「高杉晋作の足跡を辿る旅」になってしまいました。

投稿者 ながむ : 01:34 | 温泉・国内旅行
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18きっぷで山口へ・・・と思った時に、
この季節ですからまず頭に浮かんだのは下関でした。
生ものがあんまり好きではなくて、てっさもてっちりも興味ないのですが
ふぐなら唐揚げは大好きなんですね!
去年、下関・唐戸市場で買って食べた唐揚げで開眼しました。
そんな感じで詳しいルートは車内で決めるか〜、
てないい加減な状態のまま急に旅立ったんで、
事前の調査もほとんどなく、ガイドブック代わりに
JRの関門のパンフレットと去年下関駅でもらった下関のパンフを持って行きました。
で、新山口を出て、山陽本線を乗り継いだ後になって
小月の近く、吉田に高杉晋作の墓がある事に気づき、急遽途中下車決定。



東行庵
お墓と晋作の恋人おうのがその菩提を弔った東行庵は
JR小月駅からバスで15分程、というので気軽に下車したのが15時頃。
バスは1時間に1本で、あと50分ほど待たねばならないというので
冗談じゃない! とタクシーに乗る事にしました。
バスで15分ならタクシーでも知れてるな、と思ってたんですが
おいおいおい! タクシーで15分かよ! 1520円かよ!
18きっぷ1日分と変わりませんて!
いきなりの敗北感・・・
結局ここから下関駅行きのバスも結構本数が少なくて
この後の予定が大きく狂うこととなりました。


東行庵
とにかく高杉晋作(東行)の墓というより、
この吉田という所は奇兵隊の本拠地だったんですね。
それ故晋作は自分が死んだ後はここに葬ってほしいと言い残したんですね。
お墓や東行庵、晋作像、奇兵隊のお墓跡、晋作資料館を見学。
 ※この写真はクリックすると大きくなります。



東行庵・2
東行庵。入る事は出来ません。
 ※この写真はクリックすると大きくなります。


資料館では晋作の身につけていた鎧が入り口に飾ってありました。
長府の功山寺で挙兵した時に着ていた物・・・だっけ?(笑)
いつも思うんですが、歴史上の人物のこういった甲冑、衣類を見ると
本当に生きてそこに居た人なんだなぁ、と不思議に納得させられます。
それをまとった人物がイメージできると言いますか。
維新の風雲児、晋作は決して大きな人ではなかったと想像できます。




長府
上の写真は長府の様々なスポット。
左から
●忌宮神社 
●民家の塀からピンクの梅と黄色いレンギョウ?が覗いていました
●長府毛利邸…は5時で閉門してしまうので門だけ…
 ※この写真はクリックすると大きくなります。

小月で下車した影響ですでに夕方になっています。
東行庵の近くのバス停を出たのは既に17時を回っていました。
長府でバスを降りるか否か迷いました。
明日、新山口に戻る際に長府に寄るか、
いや既に本日は下関観光は不可能だろうし、
明朝下関を観るなら萩に寄る都合上、
時間の読めない長府観光は今日しかあり得ない・・・!
と、決心して下車、頑張って走って回り、
日没までにはあらかた見る事に成功しました。

下関駅・唐戸方面に向かうバスを待つ頃には完全に日も暮れていました。



長府
長府のお目当ては功山寺。
上でも書いたように、藩存亡の危機の折、藩から10年の休暇をもらった晋作は
直ちに奇兵隊を結成、そしてここ功山寺で攘夷運動に兵を挙げました。
門の脇に回天義挙の碑が立っています。

境内には国宝のすばらしい仏殿があります。
そしてその右の方、鐘楼の脇に晋作の騎馬像があります。
 ※この写真はクリックすると大きくなります。


その後下関駅方面へはバスの本数も急に増えます。
「城下町長府」バス停から宿のある「唐戸」までは320円でした。
平日夕方にかかってしまった為、帰宅ラッシュで道が混んでいて時間がかかります。
途中、北九州方面への分岐点からはぐっと車も減って快適に走行できました。
ぼーっとバスに乗っていると関門橋が見えて来ます! きれい!
潮の流れの電光標識を通過し、「壇の浦」(!)、赤間神宮と観光スポットを走ります。



やっと唐戸に着いたのは既に夜7時を回っていました。
ホントはちょこっと小倉まで行って、何か九州モノを食べて来て、
門司から船で唐戸まで帰って来よう…とか思っていたのですが、
ホテルのチェックインが遅れたので、とりあえずホテルに入ったら
もう出るのがめんどくさくてそのまま本日の予定終了となりました。
せめて近くなんだからカモンワーフで食事すれば良いのに
コンビニで買った食料でもういいやとかなってしまいました。

晋作は病をおして小倉で戦ったというのに…… ごめんよ、凡人で。


<以下続く>

18きっぱー山口の旅・ その2

投稿者 ながむ : 2007年3月16日 01:34

 
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